想いが伝わる、本物の味
舟納豆は、厳選された国産大豆だけを使用し、こだわりの製法で作られた納豆を皆さまの食卓にお届けしています。
昔から大豆・米の産地として知られる奥久慈の地で、素材・水・製造方法にこだわりを持ち、社員は全員大豆作りを体験します。
店舗では、自社工場でできたばかりの納豆を販売していて、常時10種類以上の納豆を試食することができます。
安心・安全のブランドを守りながら、さらなる美味しさの追求と新たな価値の創造に引き続き私どもは取り組んで参ります。
「本当においしい納豆」を、ぜひ一度ご賞味ください。
豊かな食材を支える冷涼な気候
ここ常陸大宮市は、関東地方に位置しながらも昼夜の気温差が大きく、農作物が美味しく育つ奥久慈と呼ばれる地域です。
久慈川と那珂川に囲まれた山紫水明の地で水はけが良く、昔から大豆・米の産地としても知られています。
そして、爽やかな風が常によどみなくきれいな空気を送り込んでくれ、豊かな農作物を収穫できる地域です。
水へのこだわり -久慈川の伏流水-
舟納豆を作る上で不可欠なのが、久慈川の伏流水です。
久慈川は茨城県と福島県を跨る八溝山を水源としています。
八溝山には水戸光圀が命名したとされる「八溝五水」とよばれる八溝川湧水群があります。名水百選にも選ばれており、古くから良質な水がここにはあります。その久慈川の水が地価の砂礫層を流れ自然と濾過され安定した水質となります。
私どものすべての納豆製造にこの伏流水を使用しております。
こだわりの国産大豆たち

大豆づくりは土から始まります。大豆は水はけがよく微酸性の土壌で育ちます。種をまく前に石灰などを土に混ぜ深く耕し、しっかりと土づくりを行い大豆の種をまきます。葉が伸びてからは、大豆の根本へ土を寄せ畝を作ります。雑草は大豆の収穫を減らしてしまうため草取りを丁寧に行います。11月ごろになると、葉や茎が茶色になり収穫の時期を迎えます。舟納豆になる大豆はこうして、農家の方々が丁寧に時間をかけ、収穫されます。
弊社の社員には必ず大豆づくりを体験してもらいます。
農家さんの苦労・作物に対する愛情を感じながら
安心してお客様に召し上がっていただけるものとは何なのかを体験してもらいます。
土を耕し種をまき、夏の暑い日に雑草を取り、
台風で大豆が倒れてしまわないか心配になることもあります。
だからこそ、自信を持って「美味しい納豆です」と皆様におすすめできるものと
確信しております。
大豆農家 木村仁一さん
私の家は父の代から農業をしています。自然と子供のころから父の手伝いで畑仕事をしていたのを覚えています。土の感触、においを感じながら育ちました。いつかは農業へ戻り父の後を継ごうという気持ちを持ちつつ社会へ出ました。農業へ転身したのは私が30歳のときでした。
我が家の近くにある畑で、大豆・トマト・なすなど様々な作物を育てています。一日の始まりは夜明けから、日が高く昇る前に一仕事、朝8時過ぎに朝食を摂り、またお昼まで仕事をします。だから午前中は大忙しの毎日です。
自分が作った美味しい大豆が納豆になって全国の方に食べてもらえる。
そう思うと、毎日頑張ってよいものを作ろうとやる気が増します。
こだわりの製造工程
自社工場で石などの異物を取り除き、粒形を整えます。
大量の水で種皮に付いている、土、埃、有機物などを除去します。
大豆の浸漬時間を調整し、しっかりと水を吸わせます。
大豆の品種・粒形で圧力と時間を調整し、圧力鍋で蒸します。
蒸煮した大豆に納豆菌を付着させます。煮豆が80℃〜90℃くらいで接種します。
大豆が冷めないうちに、納豆菌を付着させた大豆を容器に盛り込みます。
温度・湿度を管理し醗酵させます。醗酵室ではクラシック音楽を流しています。
醗酵を終えた納豆は、冷却し熟成させます。
タレを添付して包装後、金属探知機で安全を確認し、賞味期限を印字して完成です。
わが子を育てるように手塩に掛ける
美味しい納豆を作るのは、私たちではありません。良質な原料大豆と、納豆菌によって出来上がります。私たちは、その環境を最も良い状態に整えるよう、水温・気温・湿度によって製造の調整をします。
発酵については、すべての納豆にクラシック音楽を聴かせます。納豆菌が音楽を聴くことで発酵が促進され、美味しい納豆が出来ると考えています。もちろん、衛生管理についてもHACCP の考え方を取り入れており、茨城県食品衛生協会より認定を受けております。
今後も品質・衛生管理など、更に向上を目指して取り組んでまいります。